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ホームページが消えた原因は!?ドメイン、サーバーの更新忘れにご注意

「自社のホームページが突然表示されなくなった」
「放置していたアフィリエイトブログが消えてしまった」

ホームページに問題が発生すると、解決が難しいように感じます。

しかし、ページに表示されている文字を読んだり、なぜページが開けなくなっているかを理解したりするだけで、簡単に対処できるものも多いです。

例えば、サーバーによる不具合といった外部要因は対処できませんので、業者に連絡することが重要です。
逆にドメインやサーバーの契約更新をし忘れたことが原因であれば、自ら復旧の準備をする必要が有ります。
一見難しそうですが、対処方法は意外と簡単なのです。

今回はあなたのホームページが表示されなくなった理由を解説します。
この記事を読むと
・ホームページが消えた原因
・ドメインとサーバーの契約について
・ドメインとサーバーの契約更新を忘れたときの対処法

が分かるようになります。

ホームページが消える要因

ホームページが消える要因はいくつかあります。
しかし、原因によって画面の表示が変わるので対処法は難しくありません。
また対処法もそれぞれ変わってきます。

① 403 Forbidden
ページにアクセスできないときに表示される画面です。ホームページの存在は確認できていますが、サーバー過多、ドメイン設定の不具合などの技術的な面でアクセスできない状態です。ちょっとしたミスによるエラーであることが多く、一つひとつしっかりと確認する必要があります。
分からない場合は管理会社に連絡をとり、復旧を待つことが得策です。

② 404 Not Found
ホームページにアクセスしたとき、ページが存在しないときに出てくる画面です。
URLを間違えている可能性もありますが、自分のサイトである以上、現実的ではありません。
ページが何らかの理由で削除されている可能性の方が高いです。
ページが削除されている場合はバックアップから復元したり、ゴミ箱タブから復元を試みると良いでしょう。

③ 500 Internal Server Error
サーバーの内部でエラーが発生している状況です。
403 Forbiddenよりも複雑な技術エラーですので、素人が対処することは非常に難しいです。
すぐに管理会社に連絡することをおすすめします。

④ 503 Service Unavailable
サービスを利用できない状態を指しています。
アクセス急増による一時的なサーバー制限、サーバーメンテナンスなどが原因です。
基本的には復旧を待てば良いのですが、頻繫に発生する場合は対処法を考える必要があります。
負荷の大きいプログラムを修正したり、サーバーをグレードアップしたりすることを検討しましょう。

⑤ このサイトにアクセスできません
この表示がされたとき、様々な要因が考えられます。
・ドメインやサーバーの契約切れ
・ネットワークの不具合
・URLの間違い
・サーバーのメンテナンス等

中でも最初に疑うべきは、ドメインとサーバーの契約切れです。
ドメインやサーバーは数年単位で契約している方も多く、契約更新を忘れがちなのです。

ドメインやサーバーの更新を忘れてホームページが消えたときは、自分で対処しなければなりません。

ドメインとサーバーとは

まずはドメインとサーバーとは何かを解説していきます。

ドメインとはインターネット上にwebサイトがどこにあるのかをわかりやすく識別するための名前です。よく、「インターネット上の住所」だと例えられます。
コンピューターはIPアドレスという数字の羅列でwebサイトを識別しますが、人間には困難です。
そこで、IPアドレスを文字に変換し、分かりやすくしたものがドメインです。

ドメインには自分で全ての文字を決められる独自ドメインと、一部のみを決められるサブドメインがあります。

独自ドメインは取得費や更新料を必要としますが以下のようなメリットがあります。
・ずっと同じドメインを使えるため、長く使用できる。
・メールアドレスなどにも使えるため、信頼を生みやすい。
・見た目に馴染みがあり、覚えやすい

サブドメインは無料又は安価で使える一方、サービスがなくなると使えなくなったり、SEOに影響されたり、外部の要因を受けやすいです。

そのため、ホームページやブログを運営している方の多くは独自ドメインを取得し、自身でアレンジを加えて運営しています。

サーバーとは、ホームページやメールを保管しておく場所で、パソコンやスマートフォンからアクセス要求を受けたときに、保管していた情報を提供するものです。
よく、「インターネット上の土地」だと言われています。
例えば、誰かがあなたのIPアドレス(ドメイン)にアクセスしたとき、サーバーはあなたのホームページの情報をクライアントに提供する役割を持っています。

サーバーにもいくつか種類があり、料金プラン、契約会社によって内容が異なります。

ドメインやサーバーは契約の更新が必要

ドメインとサーバーは共に契約期間が決まっており、契約更新をする必要があります。

ドメインには登録有効期限と更新期限があります。
登録有効期限は「そのドメインをいつまで使えるか」を表します。
ドメイン販売会社からのメールか、Whoisの情報を閲覧することで確認できます。
有効期限を定期的に確認することが、ドメインを失効しないための一番の方法です。

また、更新期限は「ドメインを継続して使用したい場合の更新する期限」です。
ドメインの種類、販売会社によって期日が異なります。
更新期限を過ぎてしまうとドメインを失効してしまいます。

ドメインを失効すると、ホームページにアクセスできなくなりますので、継続して使用したい場合、期日までに必ず更新手続きを行ってください。

ドメインの契約年数は種類によって異なります。短いものは1年、長いものだと10年のため、一度更新をするとしばらく更新の必要がありません。そのため更新が忘れがちです。
自身のドメイン契約はいつ切れるのか、把握しておく必要があります。

サーバーも契約会社の定める契約期間が決まっております。
また、ドメインとサーバーの契約期間が異なっていることもあるため、注意が必要です。

ドメインやサーバーの更新を忘れたらどうなるの?

ドメインを失効した場合、サーバーの更新を忘れた場合にホームページは表示されなくなります。
契約期間をしっかり確認し、忘れずに更新するようにしましょう。
もし、更新を忘れたまま放置している場合、第三者にドメインを使われてしまう可能性もあります。
ドメインを使われると、これまで自分が積み上げてきた情報が消滅するため、絶対に避けるべきです。
ドメインを失効したときの対処法をまとめました。

ドメインを失効したときの対処法

仮に契約更新を忘れていてドメインを失効した場合でも、猶予期間であれば同じドメインを再取得できます。

猶予期間は短いもので2週間ほど、長いものだと1か月半ほどあります。
更新期間同様、ドメインの種類と販売会社によって猶予期間も異なりますので、各販売会社にお問い合わせすると確実です。

復旧が不可能なケースもあるため、早めの更新が重要です。

なお、この復活猶予期間をすぎてしまうと、ドメインは完全に消滅します。

また、取得しているドメインの種類によっては猶予期間がないこともありますので、更新期間中に更新を行いましょう。

ここからは具体的にドメイン更新をどのように行うかを解説していきます。
ご自身が使っているドメイン販売会社をご確認いただけたらと思います。

xdomainの更新方法

xdomainの契約更新通知は3か月前、2か月前、1か月前の計3回、登録メールアドレス宛てに送られてきます。
更新を希望する際には、送られてきたメールの内容を確認し、xserverアカウントにログインをします。
ログイン後は左メニューにある「料金のお支払い/請求書発行」をクリックします。更新するドメインと契約期間を選択するとお支払い方法を設定できますので、希望の支払い方法を選択し料金を支払うと完了です。

仮に失効した場合は、ドメインによって方法が異なります。

.com / .net / .org / .info / .biz / .blog / .osaka / .moe / .earth / .clinic / .company / .email / .group / .life / .live / .news / .salon / .style / .works / .world / .cc / .in / .mobi / .bz / .ws / .asia / .tv の場合、利用期日から30日以内であれば更新料のみで復旧可能です。21~45日であれば復旧手数料と更新料、46日以上経過すると問い合わせが必要になります。

.jp / 都道府県.jp / ne.jp / co.jp / gr.jp / or.jp / ac.jp / ed.jp の場合、15日以内であれば更新料と復旧手数料で失効したドメインの復旧が可能です。しかし、16日以上経過してしまうとドメインの復旧はできないので注意が必要です。

お名前.comの更新方法

お名前.comの更新通知は半年前から複数回、メールにて送られてきます。
xdomain同様、ログイン、更新期間と支払い方法を選択、支払いを行えば完了です。
仮に失効してしまった場合は以下の通りです。

.com/.日本語.com/.net/.日本語.net/.biz/.日本語.biz/.org/.info/.mobi/.osaka/は登録期限日から30日以内であれば、復旧ができます。
.cn/属性型.cn は4日以内、.uk各種は14日以内、 汎用JP / 都道府県型JP / 属性型JP /.tw 属性型[.com/.net/.org] / .ai/cx/.ws/.vn/.cm/.mx/.am/.fm/.cz/.mu/.vg/.ac/.gs/.ms/.be/ .to は一度失効すると復旧が不可能なので注意が必要です。
その他のドメインは40日以内に申請をすると復旧ができます。

ムームードメインの更新方法

.co.uk / .org.uk / .co / .com.co / .nom.co / .net.co は11日以内であれば復旧が可能です。

.jp / 都道府県型.jp / .co.jp / .or.jp は20日以内、

.in / .nu / .us は28日以内、

.com / .net / .org / .mobi / .biz / .info は30日以内に手続きを行えば復旧ができます。

ただし、.jpn.com / .jp.net / .in.net / .be / .tw は業者への問い合わせが必要で、

.ws / .com.cn / .net.cn / .org.cn / .cn / .cx / .mx / .cz / .am / .fm / .ac / .cm / .ai は復旧が不可能ですので、注意が必要です。
その他のドメインは40日以内となっています。

サーバーの更新をし忘れたときの対処法

ドメインを失効していなければ、サーバー契約を更新することでページの復旧が可能です。
ただし、更新料の他に追加で料金がかかることもあるので注意が必要です。
契約会社によって異なるので、各契約会社にお問い合わせください。

ドメイン・サーバーの更新忘れを防ぐ方法

契約更新を忘れていても、復旧が可能なドメインやサーバーは多いです。
しかし、追加で高額な料金がかかるものや復旧できないものもあるため、更新を忘れないことが一番です。
更新を忘れないために、以下のことを意識しておくと良いでしょう。

①自動更新にする
ドメインの更新は自動に設定することもできます。もっとも確実に更新忘れを防ぐことができます。管理画面から設定が可能です。

②メールのチェックを徹底する
ドメインの更新はメールで案内がきます。更新期限の1か月前と2週間前の2回など、複数回案内がくることが多いです。
メールを見落とさないよう、毎週メールを細かくチェックする日を決めたり、「更新の手続き」という件名を見つけたら重要フォルダーに入れたりすると良いでしょう。

③ホームページを頻繁に見る
毎日ホームページを確認することで、更新期限が過ぎたときにいち早く気がつくことができます。
また、ホームページの改善に繋がり、本来の目的である集客効果にも好影響を期待できます。

まとめ

ホームページが消える原因はサーバーのエラーやドメインの不具合など、色々ございますが、まずはドメインとサーバーの契約切れを疑いましょう。

契約更新を忘れていた場合でも、復旧が可能なものもありますので、調べてみることが得策です。
それ以外の原因でホームページが消えている場合もあります。お困りの場合はぜひご相談ください。