コラム

MEOの順位を追う前に直すべき3つ。Googleビジネスプロフィールの管理ツールを作っている会社が「順位を上げるボタンは無い」と言う理由

2026.09.17

MEOの順位を追う前に先に直すべき3つ、順位を上げるボタンはない

最終更新日: 2026年09月15日

こんにちは、HOMELY制作チームです。HOMELYは、Googleビジネスプロフィールを管理するためのツールを自社で作って提供しています。口コミを一覧して返信の下書きをAIが作る、投稿を予約する、複数拠点の営業情報をまとめて更新する、閲覧数や経路検索の数を見る。そういう道具です。

だから本来なら「MEOならお任せください」と言うべき立場です。でも、ツールの相談に来られた方に最初にお伝えしているのは、「このツールに、順位を上げるボタンはありません」です。作った側が言うのですから、間違いありません。

今回は、MEO(地図検索での上位表示)で順位を追う前に直すべき3つのことを書きます。順位は結果であって、操作するものではない。その理由から始めます。

1. 「MEOは順位が全て」が半分正しい理由

通説:地図で上位3枠に入れば来店が増える

Googleで「地域名+業種」を検索すると、地図と一緒に3件の店が出ます。ここに入るかどうかで電話の数が変わる。この通説は正しいです。3枠に入るかどうかで、経路検索や電話の回数が変わるのは事実です。「順位が大事」は嘘ではありません。

でも、順位を決める3要素のうち、店が直接動かせるのは2つ

ここからが本題です。

Googleは公式ヘルプで、地図検索の順位は「関連性・距離・知名度」の3つで決まると説明しています。このうち「距離」は、検索した人がどこにいるかで決まるので、店側にはどうにもできません。動かせるのは「関連性」と「知名度」だけです。

そして関連性と知名度は、どちらも順位を操作して上げるものではなく、店の情報と評判を整えた結果として付いてくるものです。順位を追う会社は、結果を直接いじろうとして、原因のほうを放置している。順位が上がらない相談のほとんどは、ここで止まっています。

私たちはこれを「順位型MEO」と「電話帳型MEO」と呼び分けています。順位型は、3枠に入ることを目標にして手段を探す。電話帳型は、電話帳に載っている情報を正しく、厚くすることを目標にする。後者だけが、結果として順位を動かします。

MEOの順位は関連性・距離・知名度の結果、動かせるのは2つ

2. 1878年、世界で最初の電話帳は1枚だった

少し歴史の話をします。

1878年2月、アメリカのコネチカット州ニューヘイブンで、世界で最初の電話帳が発行されました。1枚の紙に、電話を引いた約50の個人と会社の名前が並んでいるだけのものです。電話番号すら書かれていない。交換手に名前を告げればつないでもらえたからです。

ここから電話帳は150年近く続いて、いまGoogleビジネスプロフィールが、その役割を引き継いでいます。名前、住所、電話番号、営業時間。人が「近くの〇〇」と探したときに、正しい店に正しく辿り着けるための情報です。

電話帳で大事なのは掲載順ではありません。電話番号が1桁違えば、どんなに上に載っていても電話は来ない。Googleビジネスプロフィールも同じで、順位の前に「誤植」を直す必要があります。

Googleビジネスプロフィールは電話帳、名前・住所・電話・営業時間を正しくする

3. 順位を追う前に直すべき3つ

1つ目:営業情報の「誤植」を無くす

通説では、営業時間や住所は「最初に登録したから大丈夫」です。

でも、登録した後に変わっているものが多い。定休日が変わった、祝日の扱いが違う、電話番号が転送用に変わった、移転した。さらに、Googleビジネスプロフィールの情報と、自社サイト・SNS・ポータルサイトの情報が食い違っている。Googleは複数の場所の情報を突き合わせて店の実在性を判断するので、食い違いはそのまま「関連性」の減点になります。

そして誤植の被害は順位より先に来店に出ます。閉まっている日に来た人は、二度と来ません。私たちのツールで複数拠点の営業情報をまとめて更新できるようにしたのは、この誤植が、店舗が増えるほど必ず起きるからです。

2つ目:口コミに返信する

通説では、口コミは「もらうもの」であり、良い口コミを増やすのが対策です。

半分正しい。Googleは公式に、口コミの数と評価が順位に影響すると書いています。ただし、増やすことばかり考えて、来た口コミに返信していない店が非常に多い。

返信は、書いた本人だけでなく、次に読む人のために書くものです。悪い口コミに「ご指摘ありがとうございます、〇〇を改善しました」と返している店と、放置している店では、読む人の印象がまるで違う。そしてGoogleも、店が口コミに応答していることを、店が動いている根拠として扱います。

正直に書くと、返信は続きません。だからHOMELYのツールでは、AIが返信の下書きを作る機能を最初に入れました。下書きがあれば、直して送るだけになり、返信率が上がる。返信の文面を考える時間が、続かない最大の理由だったからです。

3つ目:写真と投稿で「動いている店」に見せる

通説では、写真は「登録時に何枚か載せれば十分」です。

でも、検索した人が見るのは、店の外観と、最近の写真と、最近の投稿です。3年前の写真しかない店は、営業しているのか不安になる。これは先日の「お知らせ」しか更新しない会社の記事で書いたホームページの話と同じで、動いていることが伝わるかどうかが、知名度の一部です。

月に1回、新しい写真と、短い投稿を出す。それだけで「動いている店」になります。私たちのツールに投稿予約を入れたのは、月初にまとめて4本書いて予約しておけば、月に1回の更新が現実的に続くからです。

MEOで順位を追う前に直す営業情報の誤植・口コミ返信・写真と投稿

4. 正直に:3つを直しても順位が上がらない場合

ここまで読んで「全部やった」という店に、正直に書いておきます。

3つを直しても順位が上がらないケースは、たいてい「距離」です。検索する人の多い駅前に競合が5店あって、あなたの店がそこから1.5km離れているなら、その駅名で検索した人の地図に出るのは、駅前の店です。これは操作できません。

この場合の正解は、順位を追うことではなく、自分の店に近い場所で検索する人に確実に出ること、そして地図以外の入口(自社サイトの記事、AIの回答)を持つことです。先日のAIの代理訪問の記事で書いたように、人がAIに「この症状で受診できるか」と聞いたとき、AIが取りに来るのはGoogleビジネスプロフィールではなく、あなたのサイトのページです。

MEOで3つを直しても順位が上がらない原因は距離

5. HOMELYならどうするか

もしHOMELYがあなたの店の担当者なら、順位を見る前に、次の3つを見ます。

  1. Googleビジネスプロフィールの営業時間・住所・電話番号が、自社サイトと1文字も違わないか
  2. 直近3か月に来た口コミのうち、返信していないものが何件あるか
  3. 最後に写真か投稿を追加したのは何か月前か

1つ目で違いが見つかれば、その修正が最初の仕事です。2つ目が5件以上あれば、順位より返信です。3つ目が半年以上前なら、写真を1枚撮るところから始めます。

順位は、電話帳の誤植を直し、返信をし、店が動いていることを見せた後に、勝手に付いてきます。順位を上げるボタンは、私たちのツールにも、他のどのツールにも、ありません。

順位を見る前に確認する情報の一致・未返信口コミ・最終更新時期

Googleビジネスプロフィールの「誤植」を無料で点検します。

営業情報の食い違い、未返信の口コミ数、最終更新からの期間を確認して、順位より先に直す項目をお伝えします。→ お問い合わせ