最終更新日: 2022年10月30日
通販サイトの作成・開発にかかる費用を解説します。
目安で30万〜300万円ほどが相場と幅が大きいです。
個人に依頼する場合には開発難易度の低いbaseやshopifyが採用され、
企業に依頼する場合には拡張性のあるwoocommerceやec-cubeが採用されやすいです。
通販サイトの作成料金の目安
個人・フリーランスに依頼 | 中堅企業に依頼 | 大手に依頼 | |
---|---|---|---|
作成料金目安 | 30万円〜100万円 | 50万円〜250万円 | 150万円〜1500万円 |
クオリティ | 低い〜高い 作成者によってクオリティにバラツキがあります。 | 普通〜高い 低いクオリティの作成はあまりみかけません。高品質を期待する場合、実績の確認が必要です。 | 高い どこに依頼しても各専門の担当者がいるため、クオリティの期待が出来ます 。 |
作成期間 | 1ヶ月〜2ヶ月程度 基本的には一人で作るため、作成期間は短いです。 | 2ヶ月〜3ヶ月程度 少人数体制で作成を行うため大手と比べると作成期間は短めです。 | 3ヶ月〜6ヶ月程度 チーム体制で作成し、確認作業や作り込みにもしっかり時間をかけます。 |
依頼難易度 | 難しい 作成難易度は最も高いです。身近に信頼出来るフリーランスの方がいればぜひ。 | 普通 比較的クオリティは安定しているので、作成の目的が明確であれば目当ての企業も見つけやすいです。 | 低い 間違いのない通販サイトが出来が上がります。予算に余裕があればおすすめです。 |
通販サイトの開発に必要な費用
「誰に依頼するか」「どんな機能が必要か」によって費用が変わります。
またショッピングカートの種類は選択肢が多いため、依頼を検討している先で相談するのがおすすめです。
ショッピングカートによっては導入できない機能もあるので注意が必要です。
- どこに依頼するか(企業や個人)
- どんな機能を導入するか (クレジットカード決済、定期決済(サブスクリプション)、見積もり機能など)
- カートは何を採用するか (Woocommerce,ec-cube,カラーミー,shopifyなど)
作成工数が増えると費用も高くなる
作成工数とは通販サイトを作る上で手間となる作業のことです。
代表的な工数としては、
・ページ数
・デザイン
・機能開発
があります。
とくに通販サイトの場合には導入する機能によって金額が変わりやすいため、
必要な機能を検討しておく必要があります。
作成工数例①ページ数
同じサイトでもページ数によって費用は異なります。
ページが少ないと作業時間、必要な人員も少なく済むので、安くなります。
作成工数例②デザイン
通販サイトを作る場合にはテンプレートと呼ばれる雛形に画像やテキストを当て込んで作成する場合と、
0からデザインを作成する場合によって工数や費用が変わります。
通販サイトでは一般的なWEBサイトに比べてテンプレートが採用されるケースが多いです。
作成工数例③機能開発 *重要
通販サイトで基本的にはどんな規格でも決済機能、注文管理機能、顧客管理機能は用意されています。
それ以外で導入の検討が必要な機能は以下の通りです。
- クレジットカード決済機能
- その他の決済機能(amazon,paypay,コンビニ払いなど)
- 定期決済機能(サブスクリプション)
- 見積もり機能、見積書発行機能
- 価格オプション機能(商品の色やサイズ等によって金額が変更できる)
- メールマガジン機能
- お気に入り追加機能
- 閲覧履歴表示機能
- 多言語対応(英語、中国語等)
- 在庫管理機能
- グーグルやインスタグラムでの出品機能
すべての機能を事前に検討しておくことは難しいので、
将来的なことを考えて機能の豊富なショッピングカートの規格を採用しておくことをおすすめします。
また通常のWEBサイトに比べて通販サイトの規格を変更するには費用や時間がかかります。
通販サイトの作成、開発はどこに相談したらいいのか
個人への依頼は費用を安く抑えられる傾向にあり、企業の場合には幅広い機能に対応できる傾向があります。
通販サイトは通常のサイト作成に比べて開発する機会が多いためしっかりと実績のあるところへの依頼や相談をおすすめします。
通販サイトの規格はどれを採用したらいいのか
通販サイトの規格は大きくわけて2種類です。
自己ホスティング(委託)かホスティング型(自前)です。
・ホスティング一体型
ホスティング一体型は人気のデザインや機能が事前に用意されていて、その中から必要なものを選んで導入する規格になります。BaseやShopifyが人気です。
イメージは決まったメニューから必要なものを選んでオーダーするレストランです。
顧客データやソースコードはホスティング先で管理されます。
ホスティング型(レストランのイメージ)は知識がスキルがなくてもある程度のものを作ることができます。
こちらを採用する場合には自分でも作れる可能性があるためチャレンジしてみても良いかもしれません。
しかし機能を追加する場合には費用が高く可能性があります。また導入できる機能に制限があることにも注意が必要です。
・自己ホスティング型
自己ホスティング型はデザインや機能を自由に作ることができます。
イメージは好きな食材を自分で選んで作るご自宅料理です。
またホスティング型と同じように人気のデザインや機能をそのまま導入することができます。
顧客データやソースコードは自前で管理できます。代表的な規格はwoocommerceやec-cubeです。
通販サイト完成後の維持費用
通販サイトの完成後、はサーバー、ドメインを含めた保守費用や機能のライセンス費用がかかります。
通販サイト作成後の費用 ①維持費、管理費
ホームページを公開するときはドメインとサーバーが必ず必要になります。
【ホスティング型の場合】
ホスティング型の通販サイトの中でも2種類の費用がかかります。
・決済手数料 3%〜8%程度
・月額管理費 0円〜3,000円程度
【自己ホスティング型】
・決済手数料 0%〜3%程度
・月額管理費 500円程度
通販サイト作成後の費用 ②機能毎ライセンス費用
必要な機能を導入した場合にライセンス費用が発生します。
ライセンス費用はホスティング型のほうが高い傾向です。
【ホスティング型の場合】
定額決済機能のライセンス 月額5,000円程度
見積もり機能のライセンス 月額1,500円程度
各機能を追加するのに2,000円〜5,000円が相場になっています。
【自己ホスティング型】
定額決済機能のライセンス 月額2,000円程度
見積もり機能のライセンス 月額,500円程度
各機能を追加す場合、500円〜2,000円程度が相場になっています。
ホスティング型を使用した場合には機能を導入すればするほど維持費用が増えていきます
まとめ
通販サイトを開発する場合に、ホスティング型は選択肢がシンプルなため作成期間が短く簡単に作ることができます。しかし機能を増やしていくとその分、維持費用が増えていきます。
自己ホスティング型は逆に機能を増やしても維持費用は大きく増えませんが、作成期間が長くなります。
将来的に拡大を検討している場合には自己ホスティング型のほうが後々のメリットが多い印象です。