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【依頼前に読みたい】ホームページ作成会社とのトラブルを紹介

ホームページ作成会社と連絡が取れないときの対処は?作成会社の選び方!

ホームページの管理を任せていた作成会社と連絡が取れなくなったり、倒産したりすることは決して珍しいことではありません。
近年はweb業界の競争も激しくなっており、これまで安定していた会社が倒産するケースも出てきています。

また、すでに
「ホームページ作成会社と連絡が取れなくなった」
「頼っていたホームページ作成会社が倒産してしまったけど、どうしよう。ホームページはどうなるのかな」
と悩んでいる方もいるでしょう。

特に、全ての管理をホームページ作成会社に任せていた場合、どう対処すれば良いか分からないですよね。
中には引き継ぎが上手くいかなくて、高額な料金を支払ったにも関わらずホームページを新調する羽目になるケースもあります。

しかし、ホームページの引き継ぎ自体は難しくないのです。
別の作成会社を頼りながら進めると、より確実にホームページの引き継ぎができます。

そこで、今回はホームページ作成会社と連絡が取れなくなったときの対処法を
①納品前
②納品後
③作成会社が倒産してしまった場合

の3パターンに分けて解説します。
それぞれ対処法や確認することが微妙に違いますので、
「既にホームページ作成会社と連絡が取れない」「ホームページ作成会社が倒産しサイトにアクセスできなくなった」
という方に役立つ記事となっています。

また、危ないホームページ作成会社の見分け方も解説します。
「今後ホームページ作成を依頼する際、どのようなことに気をつけるべきか」についても知ることが可能です。

ケースⅠ 納品前に連絡が取れなくなるケース

作成途中に音信不通になるケースも近年増えています。
サイト作成が比較的容易になり、責任感のない作成会社やフリーランスの方が増えてしまったというのが実情です。

中にはサイト作成の費用を支払ったにも関わらず、作成・納品がないまま連絡がつかなくなってしまうケースもございます。
そうした場合、どのような対処をするべきなのでしょうか。

やること①連絡を取り続ける

あなたがホームページ作成を外注したときは、数多くある作成会社の中から最も良いと思った作成会社を選んだはずです。
それならば、作成会社と連絡が取れて、作成・納品していただくことが一番です。

まずは様々な手段で作成会社との接触を試みるべきです。
メール、電話、郵送、場合によっては直接訪問するなど、あらゆる方法で連絡を取れるよう努力しましょう。
そこで連絡が取れた場合、何か特別な事情があったと考えられます。
引き続きホームページ作成をお願いすると良いでしょう。

やること②代わりの作成会社を探す

連絡を取り続けることと並行して、別の作成会社も探し始めましょう。
理由は2つあります。
1つはリスク管理、もう1つはより良い作成会社に依頼するためです。

もしも最初にホームページ作成を依頼していた作成会社と連絡が取れなかった場合、ホームページを別の作成会社に頼むことが必要です。代わりの作成会社をピックアップするだけでも、その後の動きが楽になります。

また、仮に最初にホームページ作成を依頼していた作成会社と連絡が取れたとしても、一度連絡が取れなくなった作成会社に安心して任せられるでしょうか。
再び連絡が取れなくなる可能性も否定できません。
よりベストな選択として、別の作成会社に依頼することも検討するべきです。

まずはリスク管理として、そして対応次第ではホームページ作成を依頼することも視野に連絡を取ってみると良いでしょう。

ケースⅡ 納品後に連絡が取れなくなった場合

ホームページは作成をして終わりではなく、メンテナンスが必要です。

SEO対策やデザインのリニューアルなど、継続的にやり取りをする場合も多くあります。
また、ドメインやサーバーの管理までホームページ作成会社に任せていて、サイトにログインできないというケースも…。
納品後にホームページ作成会社と連絡が取れなくなった場合の対処法をまとめました。

やること①連絡を取り続ける

納品前に連絡が取れなくなった場合と同様に、まずは作成会社との接触を試みましょう。
しかし、納品前と目的は異なっています。
納品後はSEOのチェックやサーバー・ドメインの管理、ホームページの改良が主な業務ですよね。
作成時から継続的に見てくれているホームページ作成会社であれば別ですが、ホームページ完成後に契約した会社であれば大差はありません。
それよりも、レスポンスの早さや対応の丁寧さを重視するべきなので、連絡が取れない作成会社に拘る理由はあまりないです。

やること②契約内容の確認

作成会社との契約内容をしっかりと確認しておきましょう。
作成会社のアフターフォローは多岐にわたります。
webコンサルティング、アクセス解析配信といったホームページの集客のサポート、ユーザーにとってより使いやすいwebサイトを作るための更新作業代行などがあります。

多岐にわたるアフターフォローは、基本的に別の作成会社へ依頼することも可能です。

しかし、作成会社との契約で「リース契約」の場合と「サーバーとドメインの管理を完全に任せている」場合は注意が必要です。

リース契約とは、ホームページを作成会社から借りている扱いのことです。
毎月使用料が発生し、解約ができません。また、ホームページも作成会社の所有物という扱いです。
そのため、連絡が取れないにも関わらずリース料を払わなければならなかったり、ホームページを引き継ぐことが難しかったりします。

トラブルのもとになりかねませんので、弁護士などの専門家を頼ることが賢明です。

サーバーとドメインの管理については後述の作成会社が倒産した場合に詳しく記載しています。

ケースⅢ 作成会社が倒産した場合

作成会社が突然倒産した場合、別の作成会社を頼ることが必須事項です。
もともとの作成会社は存在しなくなるため、新たな作成会社に管理してもらいましょう。

また、作成会社が突然倒産すると連絡先が曖昧になり、連絡を取ることが難しくなります。
つまり、もともとの作成会社からサポートや引き継ぎを受けることが難しくなるのです。

倒産までに、作成会社に依存していれば依存しているほど、自分で確認しなければならないことが多くあり、大変な作業になります。
特に、wordpressにログインできるか、ドメイン・サーバーの所有者は誰かといった情報はサイト運営の死活問題ですので、迅速に把握することが必要です。
ただ、内容自体は難しくはないので、落ち着いて一つひとつ対応していきましょう。

やること①データを全て引き継げるか確認すること

まずは自社でやっていたことと、作成会社に任せていたことを整理しましょう。
例えば、
・レンタルサーバー、ドメインの契約
・wordpressのアカウント
・EC CUBEのアカウント

があります。
各サービスの名義は誰か、権限は管理者かユーザーか、など一つの項目でも深く整理することが必要です。

その中でも、ドメインとサーバー情報の取得だけは必ずしましょう。
もし、ドメインとサーバー情報が分からない場合、これまでのホームページ情報が引き継げず、消滅してしまうためです。

ホームページを利用する際はドメインとサーバーの発行が必要です。
ドメインはインターネット上でのサイトの位置。サーバーはサイトの情報を保管する場所を表します。
ドメインとサーバーはサイトのアクセスに欠かせないツールです。サーバーとドメインを失うと、これまで積み上げてきた情報やSEOの信頼が消えてしまいます。
失ったドメインを買い戻せる場合もありますが、一度使われたドメインはSEOに強く、市場に出るとすぐに買い手がつきます。

そのため、ドメインとサーバーを失わないように、迅速な対応が必要です。

やること②ドメインを取り戻す

ここではどのような状態であれば、ドメインを復活させることができるのか記載していきます。

ドメイン管理を任せている場合、ホームページ作成会社はドメイン販売会社からドメインを代理で買っています。ドメイン販売会社はドメイン管理画面のURLとID、PASSを発行し、ホームページ作成会社に渡します。

そのURLなどの情報をあなたが知っていれば、あなたはドメインの所有者になれます。
知らない場合はドメイン管理会社に直接問い合わせたり、管理権限がないものは事情を説明し権限を取得したりしなければなりません。

ドメイン所有者が自身であれば、データを別のサーバーに移行し、DNSサーバーを設定することで、ホームページを引き継いだまま表示することが可能になります。

まずはデータを失わず、ホームページを移行させることに注力しましょう。

連絡がつかなくなる前にやっておくと良いこと

ホームページ作成会社に全てを委託してしまうと、もしものときに対処が難しいです。
ホームページの全てを理解する必要はないですが、日頃から備えておいて損はありません。
以下の項目は事前に準備しておくと良いでしょう。

準備①ドメインとサーバー情報の共有

ドメインとサーバーはホームページの核となる情報です。
管理画面のURL、ID、パスワードは共有してもらいましょう。
そして、支払いを任せている場合であっても、可能であれば契約者名義を自身にしてもらうと良いです。

名義を自身にしておくと、作成会社の倒産などのトラブルがあったときでも、権利関係が明確なためスムーズに引き継ぎができます。

また、基本的にデータの共有を拒否する作成会社はありませんので、劣悪な作成会社を選ばない一つのアプローチにもなります。

準備②信頼できるホームページ作成会社を選ぶ

ホームページ作成会社と連絡が取れなくなったり、倒産してしまったりするとこれまで必要のなかった手続きが必要になります。
ホームページの作成を依頼する際、ホームページ完成後のサポートを依頼する際には信用できるホームページ作成会社を選びましょう。

信頼できる作成会社の特徴としては、レスポンスが早いことが挙げられます。

ドメインやサーバーの契約など、ホームページには一刻を争う事態も多くあります。
もしも、契約期限を過ぎてしまった場合、ホームページのデータが消えてしまう可能性があるわけです。
しかし、問い合わせを送っても2,3日経ってから返信がくる作成会社もあるのが実情で、いざというときに連絡がつかなくなっては困ります。
普段のやり取りのスピードから誠実な対応をしてくれるかを見極めましょう。

ホームページの作成会社と連絡が取れないときの相談先

事前に対策をしていても、不測の事態は起こり得ます。
作成会社と連絡が取れないとき、作成会社が倒産してしまったときの対処法は難しいですよね。そんなときは専門家に頼りましょう。

相談先①弁護士

ホームページ作成会社と連絡が取れなくなると、金銭トラブルに発展する恐れがあります。
契約内容はどうだったか、賠償金はとれるのか、自分ひとりでは解決できない問題が多く出てきます。
専門家の仲介によって話し合いがこじれたり、長期化したりすることを防ぐことも可能です。
無料の相談会も開催されていますので「費用が気になる」「そもそも弁護士が必要かわからない」という方は、一度相談してみると良いでしょう。

相談先②他のホームページ作成会社

他のホームページ作成会社に相談するべき理由は、ホームページの引き継ぎ方法を相談できるためです。
ホームページを引き続き使うためには、wordpressのアカウントを確認したり、ドメインの設定をしたり、様々なカスタマイズが必要です。
自分ひとりで必要な業務を調べて、実際に業者に確認を取ることは大きな手間がかかりますよね。
しかし、別のホームページ作成会社に相談をすると必要な手続きのアドバイスや代行も可能です。
また、相談を通して信用できる作成会社を見つけることができたら、その後のアフターフォローも安心して任せることができます。

弊社も相談を承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

ホームページの運営にあたって、ドメインとサーバーを失うことは大きな損失です。
連絡が取れなくなった際は、様々な可能性を想定して迅速に動きだすことが重要です。
また、ドメインやサーバーの情報の共有をしてもらう、そもそもホームページ作成を依頼する会社をしっかりと選ぶなど、事前の備えがあると落ち着いて対応ができます。

それでも、作成会社と連絡が取れなくなった際は、手続きや確認することが複雑化することが多いです。

自分ひとりで抱え込まず、弁護士や別のホームページ作成会社など専門家を頼ることをおすすめします。